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フォーラムに参加して [膝前十字靭帯(ACL)損傷]

昨日は、毎年恒例の膝関節フォーラムに参加してきました。
毎年12月1週目の土曜日という開催日程なので、J1のチームドクターは出席が難しかったかと…
今年のテーマはACL損傷〜予防と動作解析、関節軟骨損傷の2つでした。


近年のトピックスとしてModel-based image matchingという、
ビデオ映像に骨モデルをマッチングさせて受傷起点を解析するという話を、
東京医科歯科大学の古賀先生がしてくれました。
スキー関係の方には、スキージャーナルにACL損傷の記事を書いた先生、といえばわかるでしょう。
その他にも、いろいろな先生がいろいろな視点からのお話をしてくれました。


結論からすると、側面から見た状態で体幹が直立し後傾していたり、後足部接地をきたすことにより、
足部がロックされ、股関節が内旋位を取ってしまうことが受傷の大きな原因となるようです。
あとは、体幹筋力の低下によって膝関節に外反のストレスがかかることも危険な動きです。
もちろん、股関節外旋筋力の低下もリスクになるでしょうから、ACL断裂予防においては、
股関節と足関節、体幹筋力の環境整備あたりが重要なポイントとなるようです。


あとは、再建後の再断裂例において大腿四頭筋力の低下傾向があるということも述べられていました。
そのセッションでも出ていましたが、もちろん、絶対的な筋力だけが重要なのではなく、
その筋力を「いかに上手く使えるか」ということがかなり大切だと思うのですが…
やはり絶対的な筋力というのも、ある程度は必要である、ということでしょう。


ACLにせよ、軟骨損傷治療にせよ、自分がやっていることや意識していることに加え、
進もうとしている方向は間違っていなさそうだな、というのはわかりました。
手術の技術的なことだけでなく、スポーツや仕事復帰におけるトータルマネジメントにおいても、
世界標準を目指してやっていきたいと思います。


今日はJ2から去る人が2チーム(徳島、鳥取)、来る人が1チーム(讃岐)確定しました。
徳島のGKコーチと讃岐のトレーナーは、昔うちのチームで一緒に働いていた人だったので、
彼らが喜んでいるのをTV画面を通して見ることができ、ちょっと嬉しかったですね。
いつかまたピッチで再会できることを、楽しみにしています!


そしてなにげに、ソチ五輪開幕まであと60日をきりました。
サポートアスリート達も北米、EU、中国と世界各国に散って、試合やトレーニングをこなしています。
さぁ、そろそろスキーモードに切り替えてこう!ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
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