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陸上選手のACL損傷 [膝前十字靭帯(ACL)損傷]

先日、こんな記事を見かけました。
⇒ 男子400m世界記録保持者がラグビーで負傷 最長9ヶ月の大ケガ


ちなみに、このバンニーキルク選手はめっちゃスーパーな陸上選手。
主戦場は200&400mで、リオ五輪では400mの世界記録を塗り替えたのですが、
100mでも9秒台の記録を持っているというオールラウンダー。
100m9秒台、200m19秒台、400m43秒台の自己ベストを持っているのは、
先にも後にも彼だけ、という選手なのです。


南アvsNZのテストマッチの前座試合に出て、受傷したそうです。
ラグビーでも前座試合ってあるんですね…さすがラグビー大国!
って、今回フォーカスすべき点はそこではないのですが(笑)


さて、僕自身は短距離ハードル選手のACL断裂を経験したことが一度だけあります。
そのときには競技特性を考慮して、BTBによる再建方法を選択しました。
スプリントや加速走における蹴り出し、ハードリンクにおける足抜き動作で、
ハムストリングを使うと考えたもので…f^_^;
ロングスプリントや長距離選手のACL再建の場合、どういう戦略にするのかな??
記事によるとVailで再建とのことですから、BTBか屍体腱を使うのかとは思いますが。


ハムストリング腱を採取しても腱再生は起きると言われてますし、
実際に筋力測定の結果で見る限りは、それほど大きな患健差は出てきません。
ただ、競技者にとっては深屈曲時の筋力や、感覚的な問題で、
腱採取に伴う愁訴を訴えることもしばしばあります。
競技レベルが上がるほど、この「愁訴」の訴えは多くなる印象ですので、
トップアスリートに対するグラフト選択は悩みどころの1つです。
医療者側も競技特性を良く理解して、考えていく必要がありますね。



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