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ラグビー小僧が日本の頭脳に [スポーツ一般]

先日、ベスト8という好成績を残したラグビー日本代表。
ヘッドコーチのジョセフ氏が注目を集めていましたが…
オフェンスの戦術的な頭脳として機能していたのはブラウン(コーチ)だったことは、
意外と知られていない事実です。

⇒ https://hochi.news/articles/20191015-OHT1T50235.html

ブラウンコーチの評価は高く、スーパーラグビーや各国代表から、
かなりのオファーを貰っていたとのこと。
当初はこのW杯を最後に日本代表を離れることが決定していたため、
選手たちも代表チームの未来にかなりの不安を感じていたそうです。
母国であるNZ代表のコーチ就任の噂もあったようですね。

しかし、そのブラウンコーチがW杯以降も日本代表に携わることが決まりました。
「私がNZ代表のコーチをするのは、ジョセフがNZ代表のHCをする時だけだ」
というコメントからは、ジョセフHCへの厚い信頼が感じ取れます。



実は、自分は彼が現役の選手として三洋電機でプレーしていた頃に、
ドクターとして何度か彼の治療に関わっていました。
その時の印象は、
「とにかくラグビーが大好きな人」
って感じだったんですよね。


ケガをしていてもラグビーをやりたがる。
日本のシーズンが終わって休んでくれると思ったら、
スーパーラグビーのチームの一員としてすぐに南半球に行ってしまう。
手術後のリハビリの話をしても、すぐにボールを触りたがる。


彼のキックはものすごく正確で何度も驚かされましたが、
その驚き以上に、ラグビーへの情熱には驚かされた記憶があります。
そんな『ラグビー小僧』が日本の頭脳として攻撃を組み立てているのですから、
代表チームがあれだけトライを重ねたのは、当然のことだったのかもしれません。
次の4年間も、非常に楽しみですね!






ラグビー語辞典: ラグビーにまつわる言葉をイラストと豆知識を使いノーサイドの精神で読み解く

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  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2019/07/23
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バンディエラの引退 [ザスパクサツ群馬]

先日、松下裕樹選手の引退リリースがありました。
https://blog.domesoccer.jp/archives/60138207.html


僕がチームドクターになってから、最も長く一緒に戦った選手です。
10年以上一緒でしたかねぇ…横浜FCに2年出向していましたが笑
チームのムードメーカーとして大活躍なのはもちろんのこと、
キャプテンシーに溢れていた存在でした。


ザスパ草津がJ2昇格後、23回に渡り跳ね返された「連勝」の壁。
24回目の挑戦でその壁をぶち破ってくれたのも、彼のミドルでした。






僕のようなテンポラリースタッフにも、細やかな心配りをしてくれましたね。
オフになるとよく、プライベートのMTGに誘ってくれたものです。


誰からも愛されており、Mr.ザスパと称される松下選手。
セカンドキャリアも引く手数多なことでしょう。
この秋は、すでにラジオ解説の仕事も始まっています。
切り替えの速さも流石ですね!( ̄▽ ̄;)


このような素晴らしい男とともに戦えたことは、
自分にとって本当に素晴らしい経験でした。
本当にありがとう。


今後の人生の成功を祈っています。







ザスパ草津メモリアルbook―Jへの軌跡2002ー2004完全保存版

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  • 出版社/メーカー: 文真堂書店
  • 発売日: 2005/03
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iPS細胞が関節修復に投入されます! [整形外科&スポーツ医科学]

先日リリースが出たこのニュース。
https://www.sankei.com/life/news/191127/lif1911270024-n1.html
京都大学がiPS細胞を膝関節軟骨損傷の治療に投入するとのこと。
眼(加齢黄斑変性)、脳(パーキンソン病)、心臓(重症心不全)に続き、
いよいよ関節外科にも…黒船来航という感じです。


私のような関節外科医の仕事が減ってしまうかもしれないリスクはありますが、
それはそれで別問題。
医学の進歩としては、非常に興味深いニュースです。
軟骨移植は適応や成績の面で今ひとつ使い勝手が悪く、
骨軟骨柱移植に頼っている現状を鑑みると…
iPS細胞には良い結果を期待したいですね。


ある程度の若年者で、広範な軟骨欠損があり、
下肢のアライメントが保たれている症例が適応なのでしょうかね?
詳細を知りたい所です.....〆(・ω・)メ





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