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コロナとスポーツ遠征 [整形外科&スポーツ医科学]

コロナウィルスの感染拡大も、一段落してきましたね。
先週末からは、ドイツではブンデスリーガのリーグ戦も再開されました!
日本でも多くの都市で非常事態宣言が解除され、
スポーツチームの活動も再開されつつあります。


さて、ここからはスポーツチームの遠征を含む活動とコロナウィルスについて…
まず、個人的にはコロナウィルスに対する政府の今回の対応である
・非常事態宣言による全国民の長期に渡るStay home
・各業種営業制限や施設閉鎖
は、行き過ぎた過度の反応であり、
ここまでせずとも、もっと短い自粛機関や業種を絞った各種制限により、
ウィルスの制御は充分可能であったと考えています。


こんな「割と楽観的な」自分の立場としても、
スポーツチームが集団でトレーニングや遠征を繰り返してリーグ戦を行うというのは、
このようなご時世における社会的な立場はもちろんのこと、
コロナ感染予防の面でも医学的な観点から、
それぞれ非常にハードルが高いという印象を受けます。


ブンデスは選手・スタッフは2週間隔離された上に、
数回にわたるPCR検査を受けてチーム全員の陰性が確認されてはじめて、
試合ができるというシステムだそうで…
日本において同じことができるとはとても思えません。


また、僕はスキー関連で海外遠征に帯同する機会も多いのですが、
長期海外滞在後の国内入国に際して、1〜2週間の隔離や活動制限が課される可能性もあります。
そのような状況下では選手やテクニカルスタッフはともかく、
医療スタッフがチームに帯同するのは、本業への影響を鑑みるとまず不可能です。
とはいえ、コロナ感染を含めた各種危機管理において、
医療スタッフの存在価値が相対的に上がる、ということも間違いありません。


アフターコロナの世界では、スポーツと医療の関係性が大きく変わる可能性があります。
個人的にも注目していきたい点の一つですね。






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コロナ禍の医師勤務事情 [病院&医者の話]

コロナウィルス、なかなか厳しい状況ですね…
感染拡大が止まらない中、医師たちの働き方にも様々な制約が出てきています。
これらが今、かなり切実な問題になっていることを紹介させて頂きます。


今、一番影響を受けているのは大学病院勤務の医師たちです。
もともと大学病院からは薄給(または無給)で雇われている人間が多く、
その薄給を外部アルバイトで補填するといういびつな働き方をしていたのですが、
今はその働き方が崩壊しつつあります…
コロナウィルス院内感染予防のため、外勤が制限されているためです。


大学病院は高次医療機関でもあるため、この制限は「医療的には」やむを得ないものではありますが、
一人の個人としては大幅に収入を減らしてしまうということになります。
同じ医師としてリスクの高い、より重要な仕事と対峙している医師たちが、
このような憂き目に合うことを、非常に残念に思います。


自分が安全圏にいる立場なので、なかなか切なる声とはならないのは重々承知しておりますが、
末梢の医療機関ではありますが、コロナウィルスに対する対策をしっかりと取り、
患者さんたちへの教育、啓蒙を介して感染拡大に少しでも助力できればと思います。
とにかく今は、感染拡大を早く止める以外に事態を好転させる術はありませんから…









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医師の外勤リスク [病院&医者の話]

日本でも日々、covid-19(コロナウィルス)の脅威が拡大しています。
個人的には東京はもちろんのこと、
政令指定都市クラスの都市では都市封鎖が起きると予想しています。
イタリア、スペイン、NYとまではいかないものの、
重症肺炎患者の増加による医療危機も起きると予想していますが…
なんとか良い方向に外れてほしいと願っています。


これを予防するためには、人と人との接触や媒介をできるだけ減らすことが大切。
そういった観点から、covid感染リスクの高い医師という職業の中で、
非常勤勤務(アルバイト)というのは非常に微妙なものとなります。
医療機関を渡り歩くことにより自らが感染するリスクが高くなるだけでなく、
感染を拡大させるというリスクも大きいですよね。


上記のリスクヘッジのため、今年度(4月以降)は非常勤を減らすことにしました。
収入は多少減りますが、自らが所属する医療機関に感染を持ち込むリスクを鑑みると、
妥当な判断かな…と、感じております。


しばらくは公私ともに我慢の期間が続きそうですが…
一人ひとりが少しずつ踏ん張って、なんとか感染拡大を最小限にとどめたいものです。







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ダウ&日経平均大暴落 [医者の資産運用]

先週あたりから、コロナウィルスをトリガーとした金融市場の下落が進んでいます。
昨日はダウが2000ドルの下落という、歴史的大事件が起きました。
また、円高も急速に進行していますね…(^_^;)


さて、このような局面(株価下落&円高)というのは数年〜20年に一度の大チャンスです。
やることは唯一つ。
「円をドルに変えつつ、優良米国バリュー株を少しずつ買い進める」
でございます。
とはいえ、まだまだ下がる余地はありますので…少しずつ買うのが良いと思われます。


日本株も優良銘柄が軒並みバーゲン価格となっているのですが、
東京五輪中止や、政治家・著名人のコロナ感染によって、
日本株はもう一段大きく下がる可能性もあります。
五輪の動向や、コロナ終息宣言などを確認してからの買いでも十分間に合うでしょう。


個人的には一世一代の好機と捉え、現金自己資産を入れていこうと思っております。




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コロナウィルス [病院&医者の話]

社会を巻き込んだ問題になってきたコロナウィルス(COVID-19)。
スポーツや音楽のイベント行事はもとより、
学校の休校も含めた大きな騒ぎになっています。


個人的には「インフルエンザ」と同じような扱いでOKと思っていますが、
医療の世界でも政治の世界でも先走ってしまう人は多いようで…
社会全体がパニックに陥ってしまっている状況ですよね。


まずは、正しい知識を身につけること。
【厚生労働省HP 新型コロナウィルスに関するQ&A】
これを読むだけでも、マスコミの報道は本質と乖離している事が多いことに気がつくはずです。


例えば、めっちゃ基本的なことなのですが…
基本的に、マスクにはウィルス予防効果はありません。
他人に撒き散らすリスクを下げるために使用する意味はあります。


ワイドショーでは、
「PCR検査をなぜもっとやらないんだ!」
などと大騒ぎにもなっていますが…感度と特異度という『精度』がそれほど高いわけではなく、
診断をつけたとしても特効薬がなく、自宅隔離、安静というのが最善手である以上、
診断をつける意義が非常に低い、というのが率直な感想です。


全国民が自らが感染者であるリスクを感じ、風邪症状がある際には他人に感染させないよう心がけて行動する。
派手な対処法より、人々の地味な心がけの積み重ねの方が感染拡大を予防すると思っています。







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チームドクターの移籍 [整形外科&スポーツ医科学]

2007年シーズンから13年間にわたり、
ザスパ草津⇒ザスパクサツ群馬のドクターとして活動してきた私ですが、
昨年末をもって退職させて頂きました。


理由は幾つかあるのですが…一番の理由としては、
「若手ドクターが経験を積む機会を作る」
ということです。


都内や京阪地区とは違ってプロスポーツチームが少ない群馬では、
スポーツ整形外科の現場を志向するドクターが活躍できるフィールドが非常に少ないというのが実情。
私自身は30歳の時にこの仕事を始めましたが、
今の若手にはそういった席がありません。
意欲を持つ若手が多く、彼らの希望や不満をよく知っていたこともあり、
今回の決断に至りました。


まぁ、ホントは実力で追い落としてほしかったのですが…
ノーチャンスな状態ではなかなかそれを要求するのも難しいもので笑
自分自身が東京2020やスキーの仕事が忙しいこともあり、
ある意味では若手に甘えたという形かもしれませんね。


とはいえ、サッカーの現場を離れるのも少々寂しいので、
Jクラブで帯同の仕事などを探しております。
何となくどうにかなりそうなのですが…面白い話があればご紹介くださいませ。






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ハンドボール 高等専門学校選手権のドーピング違反 [整形外科&スポーツ医科学]

昨年末ですが、ハンドボールの高専日本一を決める大会で、
19歳の選手にドーピング違反があったことが報道されました。

⇒ 『高専のハンドボール選手が違反 日本アンチ・ドーピング機構』

持病の気管支喘息に対する正当な治療とは思いますが、
違反薬には間違いありません。
本人や周囲のアンチ・ドーピングに対する意識と知識が欠けていたことによるものなのでしょう。


世界ドーピング機構は18歳以上を成人として扱っています。
また、年齢に関わらず近い将来インターハイをはじめとする、
ユース年代のドーピング検査というのも広まっていくことと予想されます。

若年層に対する意識啓蒙が必要だと感じさせられる事件でした。
ちなみに、サプリメントに対する意識改革も必要ですよ…



防げ! サプリメントによるドーピング! (メディアパルムック)

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安定している地盤を持つ医師こそ… [病院&医者の話]

ここ数年、フリーターとして非常勤のみの契約で働いておりますが…
ある程度の技能とコミュニケーション能力さえあれば、
医師雇用には全く困らない、という印象を受けています。
(スキルアップ/スキル維持ができるか否かはまた別問題)


最近、スモールビジネスや副業をやっておりますと、
医師免許の稼ぎ出す力を改めて実感するとともに、
その安定感には本当に驚かされます。


医師の個人キャッシュフローを考えると、
医師免許による給与(収益)が安定しているぶん、
リスクを負った行動を取れる幅も大きい、ということが言えます。

リスクを取ることを推奨するわけではありませんが…
医師免許の価値が下落する前に、
リスクを持つ行動を済ませておくというのは一つの選択肢ではないでしょうか。




リスクを取らないリスク

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休日のせいで仕事が滞る [病院&医者の話]

あけましておめでとうございますヾ(__。)
年末年始休暇⇒3連休の関係で、仕事(手術)が滞るこの年明け。
特に外科系の医師は、カレンダーを恨めしく思うことが多いかと思います。

冬季スポーツが盛んな地域の整形外科は年末年始の外傷が鬼門となります。
最近は末梢神経ブロックによって創外固定が気軽にできるようになったり、
年末年始の手術日を設ける救急病院もが増えてきたので、
患者さんの負担は徐々に減っては来ているものの、
やはりこの時期の1週間のブランクは、患者・医師にともに大変です。


あとは、小さな3連休で月曜が潰れるのもキツイですね。
2020年のカレンダーを確認すると、やはり3連休はそこそこありますので…
連休はあまり増えないほうが、医療者にとっては望ましいです笑


「働き方改革」といいつつ、休みが増えると業務が辛くなる…
個人的には9時5時のピタッとした勤務が増えるのであれば、
連休は不要であると感じていますf^_^;



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年の瀬の反省&展望 [日記・雑感]

2019年も、本日を残すのみとなりました。
僕自身はフリーランス(フリーター)として働いているので、
最近はある程度職務をコントロール可能となっているため、
今年は思い切って大きな休みを取ることにしました。
29日〜5日まで完全Off!( ̄ー ̄)/C□


とは言っても、勤務先の病棟に顔を出したり、
法人の決算関係に必要な書類・領収書の整理や財務状況確認、
個人のFinancial summary作成などなど、
やらなくてはならないことが山ほどある年末年始です。
特に最近は、今まで紙ベースだった各種書類の電子化に伴い、
税理士提出の際にそれの印刷作業というステップが増え、
意外と面倒だな…と感じています。
(税理士さんに電子化対応をお願いしているのですが、なかなか進まず)


医業の方は、フリーランスとして時間的自由・金銭的自由を安定化できた年になりました。
労働時間や残業は減り、給与は10〜15%増加。
個人のCFは年間+900万円を達成することが出来ました。
スポーツの仕事に注力するのは2022年の北京までと決めているので、
あと3年間は今の形で踏ん張る予定です。


そして、来年以降は「2022年以降」の身の振り方や生き方も準備していく予定。
今は若年層をメインターゲットとしたスポーツ・関節鏡が自分の売りですが、
高齢化社会に伴い、変性疾患に対する手術のスキル(人工関節/骨切り)を、
少しずつ鍛えていこうと思っています。


5年前に比べると、先を見据えて様々なものを逆算し、
準備するということができるようになった気がします。
もちろん、それが正しい選択肢とは限りませんが…
環境変化やリスク排除の観点を持つということで、
失敗の確率は減らせるのではないかと。


来年以降も「見て」「理解して」「決めて」「動く」(⇒見直す)
という、OODAループを回しつつ、
日々一生懸命生きていこうと思います。







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