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ジュニア年代のアルペンスキーにおける傷害予防のヒント [スキー]

昨日、こんな動画を見ました。
ジュニア年代のアルペンスキーについて、平沢岳さんがお話をしてくれている映像です。





アルペンスキーの基本要素はもちろん、日本における選手育成の間違った理解など、
非常に興味深い話が聞けました。
面白かったですGOOD♪o(・∇・o)


整形外科&スポーツ医学的な観点から一番共感できたことは、
「上下動における正しい膝の動きは、スキーのトップに向かっての動きになる」という内容のコメント。
僕が現場で患者を見ている時には、ターンマキシマム以降における膝の入る方向を気にしています。
ターンの導入以降、ヒザ下で捻るような操作をしたり膝が内側に折れてしまう選手は、
骨盤とブーツを結ぶ荷重線より山側に膝が入ってしまったり、膝を山側に捻るような動きが出ます。
そしてまさにその動きが、スキーにおけるACL損傷を始めとした膝外傷の大きなリスクとなる!
と、自分が常々考えていたからです。


自分の言い続けていたことは(技術的にも)あながち間違ってなかった〜、と、
なんとなく安心しました(笑)
正直、アルペンスキーにおけるACL損傷というのはハード面(用具、コース、環境)を除くと、
選手のパフォーマンス面から予防をするというのは、非常に難しいです。
技術や身体能力、バランス能力、戦術(ライン取り)のレベルを上げてターン精度を高めることで、
ミスターンやSlip-catchが起きる確率を減らす努力をするしかないのかな…と感じているので、
僕としては選手たちが速く、強くなるというのは、そのまま傷害予防となり得ると考えています。


競技を応援するサポーターとしても、医者としても、
日本のアルペンスキーがもっともっと強くなってくれることを祈っております。
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