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コロナ禍の医師勤務事情 [病院&医者の話]

コロナウィルス、なかなか厳しい状況ですね…
感染拡大が止まらない中、医師たちの働き方にも様々な制約が出てきています。
これらが今、かなり切実な問題になっていることを紹介させて頂きます。


今、一番影響を受けているのは大学病院勤務の医師たちです。
もともと大学病院からは薄給(または無給)で雇われている人間が多く、
その薄給を外部アルバイトで補填するといういびつな働き方をしていたのですが、
今はその働き方が崩壊しつつあります…
コロナウィルス院内感染予防のため、外勤が制限されているためです。


大学病院は高次医療機関でもあるため、この制限は「医療的には」やむを得ないものではありますが、
一人の個人としては大幅に収入を減らしてしまうということになります。
同じ医師としてリスクの高い、より重要な仕事と対峙している医師たちが、
このような憂き目に合うことを、非常に残念に思います。


自分が安全圏にいる立場なので、なかなか切なる声とはならないのは重々承知しておりますが、
末梢の医療機関ではありますが、コロナウィルスに対する対策をしっかりと取り、
患者さんたちへの教育、啓蒙を介して感染拡大に少しでも助力できればと思います。
とにかく今は、感染拡大を早く止める以外に事態を好転させる術はありませんから…









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  • 出版社/メーカー: 真興交易医書出版部
  • 発売日: 2020/04/15
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医師の外勤リスク [病院&医者の話]

日本でも日々、covid-19(コロナウィルス)の脅威が拡大しています。
個人的には東京はもちろんのこと、
政令指定都市クラスの都市では都市封鎖が起きると予想しています。
イタリア、スペイン、NYとまではいかないものの、
重症肺炎患者の増加による医療危機も起きると予想していますが…
なんとか良い方向に外れてほしいと願っています。


これを予防するためには、人と人との接触や媒介をできるだけ減らすことが大切。
そういった観点から、covid感染リスクの高い医師という職業の中で、
非常勤勤務(アルバイト)というのは非常に微妙なものとなります。
医療機関を渡り歩くことにより自らが感染するリスクが高くなるだけでなく、
感染を拡大させるというリスクも大きいですよね。


上記のリスクヘッジのため、今年度(4月以降)は非常勤を減らすことにしました。
収入は多少減りますが、自らが所属する医療機関に感染を持ち込むリスクを鑑みると、
妥当な判断かな…と、感じております。


しばらくは公私ともに我慢の期間が続きそうですが…
一人ひとりが少しずつ踏ん張って、なんとか感染拡大を最小限にとどめたいものです。







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コロナウィルス [病院&医者の話]

社会を巻き込んだ問題になってきたコロナウィルス(COVID-19)。
スポーツや音楽のイベント行事はもとより、
学校の休校も含めた大きな騒ぎになっています。


個人的には「インフルエンザ」と同じような扱いでOKと思っていますが、
医療の世界でも政治の世界でも先走ってしまう人は多いようで…
社会全体がパニックに陥ってしまっている状況ですよね。


まずは、正しい知識を身につけること。
【厚生労働省HP 新型コロナウィルスに関するQ&A】
これを読むだけでも、マスコミの報道は本質と乖離している事が多いことに気がつくはずです。


例えば、めっちゃ基本的なことなのですが…
基本的に、マスクにはウィルス予防効果はありません。
他人に撒き散らすリスクを下げるために使用する意味はあります。


ワイドショーでは、
「PCR検査をなぜもっとやらないんだ!」
などと大騒ぎにもなっていますが…感度と特異度という『精度』がそれほど高いわけではなく、
診断をつけたとしても特効薬がなく、自宅隔離、安静というのが最善手である以上、
診断をつける意義が非常に低い、というのが率直な感想です。


全国民が自らが感染者であるリスクを感じ、風邪症状がある際には他人に感染させないよう心がけて行動する。
派手な対処法より、人々の地味な心がけの積み重ねの方が感染拡大を予防すると思っています。







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安定している地盤を持つ医師こそ… [病院&医者の話]

ここ数年、フリーターとして非常勤のみの契約で働いておりますが…
ある程度の技能とコミュニケーション能力さえあれば、
医師雇用には全く困らない、という印象を受けています。
(スキルアップ/スキル維持ができるか否かはまた別問題)


最近、スモールビジネスや副業をやっておりますと、
医師免許の稼ぎ出す力を改めて実感するとともに、
その安定感には本当に驚かされます。


医師の個人キャッシュフローを考えると、
医師免許による給与(収益)が安定しているぶん、
リスクを負った行動を取れる幅も大きい、ということが言えます。

リスクを取ることを推奨するわけではありませんが…
医師免許の価値が下落する前に、
リスクを持つ行動を済ませておくというのは一つの選択肢ではないでしょうか。




リスクを取らないリスク

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休日のせいで仕事が滞る [病院&医者の話]

あけましておめでとうございますヾ(__。)
年末年始休暇⇒3連休の関係で、仕事(手術)が滞るこの年明け。
特に外科系の医師は、カレンダーを恨めしく思うことが多いかと思います。

冬季スポーツが盛んな地域の整形外科は年末年始の外傷が鬼門となります。
最近は末梢神経ブロックによって創外固定が気軽にできるようになったり、
年末年始の手術日を設ける救急病院もが増えてきたので、
患者さんの負担は徐々に減っては来ているものの、
やはりこの時期の1週間のブランクは、患者・医師にともに大変です。


あとは、小さな3連休で月曜が潰れるのもキツイですね。
2020年のカレンダーを確認すると、やはり3連休はそこそこありますので…
連休はあまり増えないほうが、医療者にとっては望ましいです笑


「働き方改革」といいつつ、休みが増えると業務が辛くなる…
個人的には9時5時のピタッとした勤務が増えるのであれば、
連休は不要であると感じていますf^_^;



週末海外 - 頑張る自分に、ご褒美旅を -

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  • 作者: 小林 希
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リモートワーク [病院&医者の話]

最近、医療関係の仕事をリモートワークで行うことが多くなりました。
DropboxやGoogle driveのような共有ストレージとノートパソコンがあれば、
自宅でも、病院でも、出張先でも国内から海外にいたるまで、
全く同じような環境で仕事ができます。
ネット環境さえあれば…f^_^;


今週は夏休みで沖縄に来ているのですが、
Macbook Pro13インチ+ASUS15インチモバイルディスプレイで、
自宅と同じ環境で仕事を進めています。


IMG_3920.JPG


PC+サブモニタの総重量は2.1kg!
と、携帯性も抜群ですよ。
トートバッグや機内持ち込みサイズのキャリーにも悠々入るので、
オススメの一品です。




15.6

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  • メディア: Personal Computers







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無休医の問題に思うこと [病院&医者の話]

今週は、「無休医」の問題にフォーカスが当たりました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20190628-00132010/


無休医の多くは、大学院生でしょう。
大学病院の外来や手術を「無給」で手伝っているという状況です。
私も大学にいた時に、同級生がそういった立場で働いていました。
なぜこのような状況が発生するかと言うと、
職員として雇うと勤務時間の関係で大学院の研究に支障をきたすことや、
各診療科の雇用可能人数に制限があることなどの背景が関係しています。


…とはいえ、無給医のほうが、収入は多かったですね(笑)
私は有給(薄給)で週4日大学、週1日外勤だったのですが、
無給医の彼は、週2日大学、週2日外勤であり、外勤先も優遇されていたため
給与については逆転現象が起きるのです。
無給医として働いていた彼も、大学の職員として働いている私より、
QOMLは高かったように思います(笑)


ただ、無給医という状況が認められるわけではありません。
税務上の問題や社会保険の問題、労災の問題などがありますので、
本来はきちんと雇用関係を結ぶべきですね。


無給医が多かった大学がランキングとして出ていますが、
名前が出ていた施設は誠実な調査をしたのではないかと感じます。
無給医の解釈を捻じ曲げて、その存在を隠している施設はあるんじゃないかな、と。
…個人的な印象ですが(^_^;)



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ゴールド医師免許 [病院&医者の話]

医師免許を取得してから、19年目突入…
医師賠償責任保険の更新も、18回目となりました。


以前も書きましたが、幸いにもこの18年は保険を使うような事故はなく、
もちろん違反?もありません(笑)
自動車免許で言えば、ゴールド免許の状態が続いております。


18年無事故無違反だったら、自動車で言えばかなり等級が下がっているはず。
医師賠償責任保険というのは、限られたごく少ない人しか使うことがなく、
使う人は非常にリピート率が高いと聞きます。


そういったリピーターの保険料をめっちゃ高くして、
無事故無違反の人は僅かでも良いので保険料を下げて欲しいと思うのは、
自分だけでしょうかf^_^;




図解 医院経営を支える保険活用ハンドブック―勤務医期、開業期から事業継承期まで ライフ・ステージ別賢い保険の選び方・見直し方

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  • 作者: メディカル保険サービス
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  • 発売日: 2009/01/30
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どの科目の医者が過剰気味なのかな?? [病院&医者の話]

先日、厚労省からこんな資料が出てきました。
都道府県別診療科ごとの将来必要な医師数の見通しについて


とりあえず、整形外科の全国的な状況を確認した後に、
どの科目が一番ヤバイ状況かを気にしてしまった、意地の悪い人間です(笑)


とりあえずこれを見ると、大都市では医者が余剰人員が出ていることと、
ハイポな科(QOL重視)と呼ばれる科ほど、大都市集中の傾向が強いことがわかります。
これから、QOMLを重視したいと考えている医学生さんは、
この傾向を頭に入れて、進路を考えるべき?かも??


まぁ、どの科を選んだとしても生き方はある程度自由に選べますので、
学生や初期研修医の時期で、そこまで計算高くなる必要はないかもしれませんが…
今の若い世代は科の選択や勤務地の違いで人生が大きく変わりそうですんで、
ちょっとは考えたほうが良いのかもしれませんね。


僕の場合には、そこまで考えずに脊髄反射で整形外科を選んだ人間です。
良い時代に医者になったなぁ、と、ちょっとしんみりしてみました。




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「フリーランサー」と「フリーター」の違い [病院&医者の話]

最近、「フリーランス医師」が増えています。
僕自身もフリーランス生活を初めて2年になりますが、
いわゆるアルバイトで生計を立てる、
「フリーター」
と、どう違うのかを考えてみました。




フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書)

フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書)

  • 作者: 筒井 冨美
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/01/17
  • メディア: 新書





こちらの本では、
フリーター医師⇒医師免許があれば誰でもできる仕事を扱う
フリーランス医師⇒専門医としてのスキルを売る
という定義をしています。
僕自身も当然?後者として生活していますし、
両者には仕事単価において、1.5〜2倍の差があります。



ただ、フリーランサーとしての医者の価値というのは、
決して専門的なスキルや技術に限定されるものではないと思います。
整形外科で言えば、

・外傷外科としてのスキルに加えて、人工関節や脊椎もそこそこできる
・関節リウマチの生物学的製剤分野に長けており、合併症についてもある程度対応可能
・どの分野でもオールマイティに対応可能であり、若手にも広く(そこそこ)深い指導ができる
・とにかく集客力や売上力が高い

といった、
『一般的な医師より傑出した能力を持つ』
医師というのは、フリーランサーとしての資質を十分有していると思います。


医師免許さえあれば誰でもできるという仕事は、
医師求人サイトの増加や医局に属さない医師の増加により、
ますます競争が激しく、買い叩かれていく仕事になる可能性があります。
一芸に秀でた医師になることが、経済的&行動的な自由に繋がるのではないでしょうか。






お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)

  • 作者: 大河内 薫
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2018/11/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




フリーランスという働き方を検討している人…
おすすめの一冊です!




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