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臨床研修病院の格付け=マッチングの人気? [病院&医者の話]

僕は平成13年卒ということで、初期研修プログラムを受けていない年代です。
なので、今の医師が必ず通る初期臨床研修先を決める「マッチング」を経験してないのですが…
今の医学生にとっては、国家試験と並んで自分の人生を左右する選択になっているようですね。
ちなみに、マッチングシステムの概略はこちらをどうぞ。
⇒ https://resident.mynavi.jp/conts/matching/02/


マッチングシステムは医学生側が「希望する病院」、病院側が「希望する人」をそれぞれ選択し、
その双方が合致したら、その病院での就職(研修)が決まるというものです。
病院側は見学や選考試験に来た学生の中から「希望する人」を順位付けしてリストに載せ、
医学生側は自分が行きたい「希望する病院」を順位付けすることで、
相思相愛度が高い順に研修先が決まっていきます。
ですので、人がいない僻地の病院に(医学生側が希望しない限り)飛ばされることはありませんし、
病院側がNGを出した医学生は、試験の成績が良かったとしてもそこに就職するのは難しいです。


つい最近、2017年度の医師臨床研修マッチング中間公表の結果を見る機会がありました。
細かい数字やデータはこちらを⇒ https://www.jrmp.jp/
ちなみに、そのざっくりとした結果がランキングになっており、
希望人数によるマッチングのランキング?は以下のようになります。


<一般病院>
①聖路加国際 ②武蔵野赤十字 ③亀田総合 ④関東労災 ④虎ノ門 ⑥獨協大学越谷付属
⑦日本赤十字医療センター ⑧名古屋第二赤十字 ⑨国際医療研究センター ⑩横浜市立市民
<大学病院>
①東京医科歯科 ②東京 ③杏林 ④和歌山県立医科 ⑤京都
⑥大阪医科 ⑦奈良県立医科 ⑧大阪市立 ⑨筑波 ⑩兵庫医科

こうして見ると、ブランド力だけでなく、臨床研修の内容もかなり影響を受けているのでしょうか?
近畿地区なんかはいわゆるブランド病院が都内に比べて少ないので、
京阪周辺の大学に流れる人が多いのかもしれませんね。
1回目のマッチングで絶対に決めたいということで、妥協している人もいるでしょうし…
自分の地元や居住地のランキングも見てみましたが、
整形外科医としての目線からの評価と、臨床研修病院の格付けが相関していない気がします。
メジャー系の科目を重視するのでしょうから、当たり前かもしれませんが。


うーん、自分が体験をしていないので、このあたりの空気感が読めないです(*-゛-)
1つ言えるのは自分の頃よりも進路面での「悩みどころ」が、確実に一つ増えているということ。
医学生の皆さん、頑張ってください。


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