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Platelet-rich plasma [整形外科&スポーツ医科学]

今日は久々にまじめな話題。
Platelet-rich plasma(多血小板血漿;以下PRP)のお話です。


PRPというのは、血液中の「血小板」という組織を濃縮させたものです。
血小板というのは血液を凝固させる効果だけでなく、
血管、骨をはじめとした各種組織細胞を増加させる効果を持っています。
この細胞増加効果によって傷を早く治したり、骨折や腱断裂の治療効果を高めるという狙いを持っているんですね。
歯科領域などでは日本でもすでに広く使われており、それなりに効果を示しているようです。


作り方は簡単。
採血をして試薬と混ぜ、遠心分離器にかけるだけ。
(組織注入に用いるため、ゲル状にするようなときにはもうひと手間あるようなのですけど・・・)
これを組織に注入したり、自家骨などと混ぜるだけで効果を発揮します。
そして、PRPを分離した『出し殻』である残り物の血漿(Platelet-poor plasma)にも大きな使い道があります。
白血球成分を多く含むので、なんと感染防止に効果があるという報告があるんですね~
自分の血液から作る事ができるので、免疫反応も心配ありません。


今の所各種筋損傷や腱損傷、腱炎、軟骨損傷などの治療に関しては、有効性が報告されています。
つまり、スポーツ障害には非常に有用な治療法となりえるわけです。
日本ではまだまだほとんど行われていないのですが。。。


僕は手術(ACL再建、半月板縫合、各種筋腱縫合)をするような症例にFiblin clotを使っているのですが、
それよりも更に強力な効果を持っているというのが、個人的な印象ですな。


あっ!!
そういえば、大切な事を書くのを忘れてました!!!

「オレが(も)スポンサードしてる」バルサが、レアルをボコりました゚ヽ(o`・∀・´)ノ.+゚

超嬉しい。
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