SSブログ

キャダバートレーニングの内容 [整形外科&スポーツ医科学]

今回のトレーニングでは、受講生が一通りの手術はできるレベルの先生でしたので、
僕自身も勉強になるような、様々な手術を行うことが出来ました。

【1日目】
・ACL再建(QTB:骨付き大腿四頭筋腱)
・PCL再建(ハムストリング 2ルート)
・LCL/膝窩筋腱再建(屍体豚アキレス腱)
・内側半月板後角アンカリング
・外側半月板各種縫合および針先の出口確認(In-out/All inside/Out-in)
・解剖
【2日目】
・ACL再建(ハムストリング All-inside reconstruction)
・PCL再建(BTB All-inside)
・後外側支持機構再建(屍体豚アキレス腱 Modified Larsen法)
・MCL再建(Augmentation+人工靭帯によるInternal brace)
・MPFL再建(屍体豚アキレス腱)
・外側半月板各種縫合
・解剖

これだけの手術を、コンセプトや注意点、ピットフォールなどを伝えつつ、
AM/PM各3時間で行ったので…かなり忙しかったし、心の底から疲れました。
正直、トレーニング後はホテルから外に出る気にもなれず、ぐったりという2日間。


メーカー主催のトレーニングに行くたびに思うことですが、
手術器具の進化やモディファイが凄く進んでいるな、というのを強く感じますね。
特に整形外科領域は器具に対する知識の有無で、手術の質や精度、所要時間が大きく変わります。
PCL/PLC用器具や、”Internal brace”という概念のもとに開発された人工靭帯+スクリューなど、
今後使ってみたい器具が目白押しでした。
今回はArthrex JAPANのご協力によりチャンスを頂いたのですが、
必要な器具については新規導入を行い、患者さんに還元していきたいな、と思います。
ある意味、企業戦略にはめられているとも言う(笑)


Hawaiiを満喫する時間は全くありませんでしたが…次回はプライベートで訪れたいものです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。