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ロベルト・バッジョとACL断裂にまつわるお話 [膝前十字靭帯(ACL)損傷]

今日はイタリアの至宝、R Baggio(バッジョ?バッジオ??)さんのお話。
僕もアメリカワールドカップ以来、大好きだった選手です。
イタリアワールドカップの時は、ゼンガやスキラッチの印象が強すぎて、全く覚えていないのですけど。。。

まさにFWとしても、トップ下としても、いろんな形から得点が取れる選手でした。
GKと一対一の状況でも、ボールを足の裏で転がしながら「タメ」を作って、
落ち着いてゴールに流し込むプレーが、僕の中では印象的な得点シーンとして残っています。
とにかく、シュートを撃つってよりは、スペースにボールを送り込むというイメージが強いんだよね。



まぁ、世界のサッカー好きで知らない人はいないであろう選手ですが、
世界の膝関節外科医でも知らない人はいない!?と思います。
なにしろ、ACL再建後11週で試合に出たのですから・・
先日、なんかの雑誌のドキュメンタリー?コラム??で出ていたのを読んで、思い出しました。

⇒ Return to official Italian First Division soccer games within 90 days after anterior cruciate ligament reconstruction: a case report.

英文で症例報告になってるし(笑)
さすがBaggioです。
ってか、医者も症例報告にしたい気持ちもわからないでもないけどさ。
あきらかに患者が同定されちゃう症例報告って・・・どうなん?(´,_ゝ`)プッ

2002年のワールドカップイタリア代表を目指していたBaggioは、1月下旬の試合でACLを断裂してしまいます。
アズーリをあきらめられなかった彼は、受傷後4日目には再建を行い、すぐにリハビリを始めました。
(ちなみに、この時に執刀した医師はロナウドや、ミルコ・クロコップなどもオペしているそうです)

プールでのトレーニングを中心に、4週間程度は徹底的に筋力トレーニングやコーディネーションを行い、
その後4週間でステップ動作から実践的な動きを身につけたとのこと。
術後11週ですでに20分間限定で出場し、術後13週ではフル出場しています。
しかも、当時世界最強リーグと言われていたセリエAのDFと対峙してですから、すごい事ですΣ(・ω・ノ)ノ

しかも、後半途中からの復帰戦で2ゴール!
本当に持ってますね。


まぁ、強靭な肉体と、強い意志、はっきりとした目標があったからこそできた、奇跡に限りなく近い復活劇です。
良い子のACL損傷患者さんは、絶対に真似しないでください(笑)
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