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アメリカ人のACL再建術は? [膝前十字靭帯(ACL)損傷]

しばらくBlog放置してました・・・
TwitterやFBがあると、ついついそっちだけで満足してしまいますね。

簡単にここ2日間の行動報告。
金曜は史野先生のBTB rectangularとST 3ルートのOpe見学。
手術手技自体は自分たちがやっているものと大きく変わりはなかったのですが、
一つ一つの手技の中での確認事項やピットフォールなどについては、非常に勉強になりました。


そのまま大阪から館林に移動して、『かかし』の串揚げ゚ヽ(o`・∀・´)ノ.+゚
ヘタな大阪の店より、よっぽどうまいです。
金曜飲んでからの、土曜は2コマほど外来バイト。
フリーターらしく、その場しのぎの活動費を稼いできました。


そしてついに、今週末からJリーグ再開。。。って事で、明日はAway大分の帯同!
去年も行ったけど、大分のスタジアムは空港からのアクセスが大変!!(T∩T)
空港バスを使い大分駅まで行き、そこから定額タクシー。
何気に当日入りをしようとすると、朝はめっちゃ早いです。
結局、自宅にはわずか12時間の滞在になる予定・・・

そんな今日は、最近ご無沙汰なACLの事を書いてみましょう。
2月にAAOSへ出席した際に、とあるセッションで会場の意識調査をしていました。
そのセッションはACL再建のレクチャーでも、割とレベルの高い医師向けのレクチャーで、
300人くらいが聞いていたでしょうか。

今日はその内容を走り書きですがメモに取っておいたので、
文字として起こしてみようと思います。
(ちなみに、水色の選択枝は僕の選んだ選択枝です)
多少内容に間違いがある可能性も否定できませんが。。。お許しを。


① 1年間のACL再建手術件数は?
10例以下   ; 12%
10~50例   ; 58%
50~100例 ; 21%
100例以上 ; 9%

この結果からは、今回の母集団はある程度ACL再建をやっている集団という事がわかります



②普段はどんな方法で再建してる?(グラフトは問わず)
鏡視下シングル(1ルート) ; 83%
鏡視下ダブル(2ルート) ; 12%
直視下(Open)再建 ; 2%
その他 ; 3%

③術者として解剖学的2ルート再建を経験したことは?
Yes ; 26%
No ; 74%

思いのほか、2ルートをやっている先生は少ないようですね。



④解剖学的2ルートをどう考えますか?
(やってないが)イイと思う、または常にやっている  ;41%
時々症例を選んでやる ;26%
イイと思うけど、自分にはできない       ;28%
あれはダメだと思う ;5%

でも、認めている先生や、やってみたいと思っている先生も多いようですよヾ(▽⌒*)



⑤グラフトのファーストチョイスは?
自家膝蓋腱 ; 21%
自家ハムストリング腱 ; 63%
屍体移植腱 ; 13%
その他 ; 3%

意外とAutoのハムストが多いのには驚きました。
アメリカの有名な先生たちにはBTBを使う先生が多いせいか、BTBが主流だと勝手に思ってました。
その他のセッションや発表を聞いていても、BTBはかなり少数派でしたね。

ちなみにワタクシは両方選んでますが・・・男性はBTB、女性はSTが第一選択です。



⑤大腿骨側骨孔の作成方法は?
Transtibial ; 37%
Low AM Portal ; 55%
Out-in ; 7%

最近のアメリカのトレンドは、Low AM portalのようです。Fermedial portalではありません。
ポータルはAMの真下、高さは膝蓋腱の真ん中くらいでした。
外国人は窩間が広いから、それほど振らなくても大丈夫なんでしょう。



⑥ACL再建手術の適応を決定する際に、重要視している所見は?
不安定感・膝崩れ(Giving way) ; 63%
MRI所見 ; 2%
KTの所見 ; 12%
臨床スコア ; 23%

⑧患者の術後評価で、最も重要だと思う要素は?
患者本人の膝安定感に対する自覚 ; 62%
Pivot shift test(回旋不安定性) ; 31%
KTの所見(脛骨前方移動量) ; 5%
その他 ; 2%

個人的には膝回旋不安定性の有無を重要視しているので、Audienceの意見とは多少乖離がありました。


ちょっとマニアックな文章になってしまいましたが、アメリカ人の傾向を知ることはできるかと。
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