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肘学会に行ってみて [整形外科&スポーツ医科学]

先日書いた肘学会ですが、なんとか無事に終了いたしました。
2月の沖縄ってことで、まるで野球のキャンプを思い起こさせるような開催時期。
まさに、野球(肘)にガッツリ染まった学会でした。


野球肘と一口に言っても、色々なタイプがあります。
とはいえ現状では野球少年が肘を痛がると、接骨院はともかく整形外科ですら、
「野球肘だから、2ヶ月から3ヶ月投げるのをやめましょう」
というような画一的な説明をされてしまうことが、ままあります。
(そのあたりの詳細は、また時間があるときに…)


そういうわけで、野球肘でもタイプによって様々なアプローチをしなくてはなりません。
今回は離断性骨軟骨炎(OCD)に関するテーマだったのですが、
OCDに関しては、病態や発症機序はもちろん、リハビリに抵抗して手術になる原因などが、
未だにはっきりわかっていない分野でもありますので、
CTを使って、OCD病巣部周囲の骨微細構造(骨梁構造)を調べてみよう!
というような内容について話してきたのですが…
野球業界の先生方からは、予想外の大きな反響がありました。
フロアに降りてからもいっぱい質問をして頂いたり、
「早く結果を示して論文を書いてくださいね」
という声をたくさん頂けたのは、本当に嬉しかったです。


この結果は、膝や足関節の離断性骨軟骨炎にも通じていく部分はあるので、
野球にとどまらず、サッカーやバスケ、バレーにも役立ってくれると思います。
他の施設に追いつかれる前に、英文を仕上げるのが近々の課題ですね!(^_^;)
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